この記事はイラストレーター/NFTクリエイターのKILALULAさんへインタビューしたときのものです。
KILALULAさんはKILALULA PROJECTというNFTコレクションを運営するクリエイター。KILALULA PROJECTはどこかのサイバー空間に生まれた謎の人型生命体キラルラちゃんが、アイドルだったという記憶を頼りに世界のデータを収集しながら自分探しの旅にしている作品です。
どうやってキラルラちゃんが現れて、KILALULA PROJECTがスタートしたのか。そしてKILALULAさんとキラルラちゃんは、この先どんな旅路を辿るのかをじっくりと聞いてきました。
KILALULA PROJECTは、あなたと育つ物語です。
イラストレーター/NFTクリエイター
Twitter→@KilalulaProject
ご依頼やコレクションへのリンク集→http://lit.link/kilalula
BOOTH→http://kilalula.booth.pm
NFTが好きなブロガー。
プロジェクト系よりも個人クリエイターが好き。
※本記事はKILALULAさんにダイレクトメッセージでインタビューした内容を元に、読みやすく楽しめるよう会話調にアレンジをしています。実際の口調とは異なりますのでご留意ください。
ひたすら漫画の模写をしていた幼少期
よろしくお願いします。
さっそくなんですが、KILALULAさんが絵を描き始めたのはいつからなんですか?
小学3年生の時です。3年間海外で暮らしていたのですが、帰国したばかりで友達もいない春休みの間に自然と描くようになりました。
帰国子女!かっこいい!
そのときはどんな絵を描いていたんですか?
買ってもらった漫画の模写をひたすらしていました。今見たら全然似てなかっただろうと思うんですが、同じように描きうつす事をすごく楽しんでいました。昔に戻れるならどれくらい模写が出来てたのか見てみたいです!
漫画キッカケで絵を描いていた原体験があったからこそ、物語がある作風なんですね。
絵で生活することを目指す
学生時代からずっと絵で生活するのが夢だったんですか?
絵以外に趣味や夢中になるような物もなくて毎日絵を描いていたので、ほかのお仕事についてまったく頭に入ってませんでした。
夢に向かって一直線だったんですね。
何も考えてなかったとも言えますね…!
絵以外のことを考えてなかったってすごいことだと思いますよ。
イラストレーターとNFTクリエイターを両立
本業はなにをされてるんですか?
イラストレーターです。NFTとは全然違うジャンルの物を描いています。
じゃあずっと描きまくりですね!でも仕事ってことは依頼ありきだから、描きたいものばかり描けるわけじゃないですよね?
そうなんです。たまに生理的に受け付けないモチーフを(虫とか)描かないといけない事があり、その時ばかりは絶望します。
うわあ…。それは嫌ですね。
でもしっかり描くためにはモチーフの写真だったりを見ないといけないので…、鳥肌を立てながら描いたりしています。
いやぁ、仕事って大変ですね。笑
それにしても本業とNFT活動で切り替えってできてますか?
うまくできていないような気がします。「自室が職場」になっちゃってるので、仕事とNFT制作、休日の気持ちの切り替えが難しくて…
ホントそう思います。どちらも同じ領域の作業だからこそ、休みと仕事の感覚がうまくつかめないですよね。
そうですね。「今日は何もしない!」と思っても、どうしても作業中の制作内容がチラついてしまって「頭が休めない~」なんてことによくなります…。
それは悩ましい…
だから「次の日も何もしない」と、割り切っちゃうのが一番の解決法になってますね。
そうでもしないとしっかり休めないし、パンクしちゃいますよね。職業クリエイターならではの悩みだと思います。
イラストレーターになった経緯
イラストレーターにはどういった経緯でなられたんですか?
フリー素材のサイトを作っていた時期があって、それを見た企業様からお声がけいただいたのが始まりでした。
え、すごい!ヘッドハンティングじゃないですか!
すごく安い単価だったと記憶しているので、ヘッドハンティングなんて大層なものでは…笑。
でもそこの企業様に既存素材の買取をしてもらったり、新規で描かせていただいたりしていました。だから、ちゃんと道が続いてるんだなと思います。
ずっと絵を描くことを続けてきたからこそですね。
クリエイターとしての生活は健康第一
クリエイターとしての苦労や悩みってありますか?
描きたい物ややりたい事が増えて、コレクション数も増えてしまいがちなことですね。でもどれも大事で意味のあるコレクションなので維持しています。
そうなると本業とNFTでかなり忙しいと思いますが、時間の作り方で意識していることはありますか?
実は時間を作るのが下手すぎて困ってます…集中すると時間を忘れてしまって、焦ってる事が多いです。仕事のしすぎて家族に怒られたこともありました。
わかりみが深い…。ちゃんと寝れてますか?
最近は早く寝ようキャンペーンをやってるので寝れてますよ。
早く寝ようキャンペーン。笑
規則正しい生活って大事ですね。最近は寝起きもすっきりして以前より時間をうまく使えるようになった気がします。
いい仕事するためにも、健康管理の重要さを痛感しますよね。
NFTとの出逢いはテレビ
KILALULAさんがNFTと出会ったキッカケはなんなんですか?
TVで観たのがキッカケです。クリエイターに今まで還元されてこなかった物が還元されるというのがすごくいいなと思い、NFTについて調べ始めました。
最初は難しそうだし自分にできるかわからないので、軽い気持ちで調べていたんですが「私にもできるかも!?」と思い、そのままの勢いでチャレンジしてみることにしました。
「勢い」というのはNFTに参入する人たちが皆さん言われることかもしれません。その頃と比べて最近のNFT市場に思うことはありますか?
うーん、以前よりも「勢い」は弱くなったのかなーと感じます。でも私がやる事は変わらないので。NFT市場全体の力になれるかはわかりませんが、自分が出来ることをコツコツと続けていきたいと思います。
すごく前向きでステキです。
KILALULA PROJECTでNFTに挑戦
NFTを始めたときはどんな作品を出していたんですか?
最初は旧メインコレクションの「KILALULA PROJECT」を作りました。
NFT界の事はよくわかっていなかったのですが、ジェネラティブ(風)のPFPがすごく人気があったので集めたくなるようなものがいいのかなと思ったんです。
だからついつい集めたくなるようなお菓子のおまけをイメージして、イラストを制作しました。
ふむふむ。私がNFTを買う理由のひとつが「コレクションしたい」っていう欲求なので、その分析はかなり的を射ていると思います!
NFT界に受け入れられてひと安心
NFTを出してお迎えされるまではどれくらいかかりましたか?
最初の作品はList直後にお迎えしていただいてました。
すごく早いですね!
List前の宣伝を見てお声がけしてくださった方に購入していただけて、すごく嬉しかったのを覚えてます。
List前から注目されてたんですね。
最初はNFTについてよくわかっておらず、売れるかどうかも未知数でとにかく不安でした。
そうですよね。新しい世界に挑戦、ですもんね。
NFT界に受け入れてもらえたように感じて安心しました。
KILALULAコレクション一覧
複数のコレクションを運営されてますよね。よかったら色々教えてもらえますか?
いいですよ!メインのKILALULA PROJECT以外にも色々あるんで見ていってください!
KILALULA PROJECT *PFP COLLECTION
「KILALULA PROJECT *PFP COLLECTION」はPFPコレクションで、こちらが現在キラルラが旅しているメインのコレクションになっています。
キラルラは自分の記憶を探すためにいろんな世界の人物データを収集しています。そのデータ集がこのコレクションです。
なるほど。自分の記憶を探すための旅っていいですね。
より多くの方に気軽に楽しんでいただけるNFTアートとして、PFPを軸にしようと思いこのコレクションが誕生しました。
いいですね。いつ旅が終わるのか、どんな結末なのか、とても気になります。
KILALULA MEMORIES
「KILALULA MEMORIES」はメインコレクションでキラルラが旅した時の思い出を1枚絵にしています。
メインコレクションで旅した場所が1枚絵になるんですね。なるほど。
よりリッチな表現で“キラルラの世界観を広げたい”と思い作成しました。
しかもPFPじゃなくて1枚絵なのもいい。これは好きな人には刺さりますよ。それに今お迎え待ちのこの「KILALULA MEMORIES No.005 ≫ 君はずっとここにいる ≪ 」もメッチャいいですね。
KILALULA MEMORIES No.005 ≫ 君はずっとここにいる ≪
KILALULA DAYS
このKILALULA DAYSはどんなコンセプトなんですか?
はい。「KILALULA DAYS」は、キラルラコレクションをよく知らない方にも楽しんでいただけるように、カジュアルで親しみやすい作品を作りました。
たしかにプチ化しているキラルラちゃんがとても可愛いです。
楽しんでいただけましたか?これはコレクションの中では番外編のようなイメージです。
これだけ色々な作風なのに、しっかりとキャラクターが立っていて本当にスゴイと思います。
KILALULA誕生秘話
KILALULAコレクションの誕生秘話みたいなのはあるんですか?
そうですね。NFTをやってみようとなった時、まずイメージとして女の子を描き始めました。
そのときに…
「わたしはツインテールだよ」
「髪はピンクで、こういう所にいるよ」
こんな風に導かれるように生まれたのが、最初のキャラクターのキラルラでした。
詳細はその都度作り込んでいきますが、キラルラの本当の姿や最後にどうなるのかは実はもう決まっています。
ええ!そうなんですね!気になりすぎます!
ストーリーはぷち漫画でも描いていきますので、楽しみにしていただけると嬉しいです。
ロマ子様の音楽ジェネラティブのイラストを担当
個人クリエイト以外に関わってるプロジェクトなどはありますか?
ロマ子様の音楽ジェネNFTでイラストを描かせていただきました!
おお、ロマ子様の音楽ジェネのイラストを担当したんですね!どういういきさつで担当することになったんですか?
私の作品のホルダー様からのお声がけで描かせていただくことになりました。
そうなんですね。じゃあホルダーさんがマゾ豚だったんですかね?
はい、ホルダー様が豚さんでした!
豚さんって呼び方、かわいいですね。笑
ロマ子様が私の作品を見て気に入ってくださったとのことだったんですが、突然の事でなかなか信じられず「なんで私に!?」って動揺してましたね。
罵倒というジャンルが私の作風とは正反対なんじゃないかと思い、私でいいのかな?という不安もかなり感じていました。
それでも私に声をかけてくださった事はすごく嬉しかったですし、意味があって選んでくださったんだと考えて、そこから精一杯取り組ませていただきました。
でもピッタリとハマっていましたね。ロマ子様の審美眼がすごい。
KILALULAさんとロマ子様
元々ロマ子様のことを知ってたんですか?
はい。以前からTLで時々お見かけしていて、いいねをつけていました。「罵倒」するというスタイルがかなり特殊ですよね。当時、私は関わることのない未知なるゾーンだと思ってました。
なるほど。じゃあ初ブチ落とされた時の感想は?
実は私、ブチ落とし未経験なんです…!ただロマ子様のメタバースイベントで、クイズに不正解してしまい落とし穴に落ちたことはあります。この落とし穴がめちゃくちゃ長くてこだわりいっぱいで、すごくワクワクしながら落ちていきました。
不思議の国のアリス気分も味わえるのでぜひ落ちてみて欲しいです!
へえ。体験しておきます。ロマ子様へメッセージはありますか?
ロマ子様!いつも優しく接してくださってありがとうございます。努力家で、くじけない心を持っているロマ子様を見ていつも元気と勇気をもらっています。愛の罵倒を世界中に響かせてください!これからも応援しています!!
ロマ子様からのメッセージ
ロマ子様からもKILALULAさんのことや音楽ジェネラティブ、マゾ豚さんのことなど聞いてきました。
ーーまず前提として、ロマ子様がNFTに携わろうと思ったキッカケはなんですか?
もともとNFTに携わろうと思ったキッカケは、「とにかく有名になりたい!」といった下心からでありました🐷
NFTをやる前は『Clubhouse』という音声プラットフォームで活動していたものの、気づけば芸能人も撤退し一気に墓場モードに。
そこで2021年秋頃にたまたまVoicyでイケハヤしゃんの放送を聴きNFTを始めることに。
音楽NFTも「ロマ子様の曲をつくりたい」といった声がいくつかあり、もともと自分の曲をつくりたい願望があったロマ子は挑戦することに。
初めてつくるジェネラティブは想像以上に難しかったものの…、
KILALULAしゃんの可愛いイラストで胸をときめかせたり、ブタ共の奴隷のように働くそのそぶりをみて「負けてられん」という思いによりやり遂げることができました。
ーー最初はブチ落とすのも抵抗があったのではないですか?
なんだかんだ言って、罵倒するときは意外と「どこまで言ってOKなのか…?」という葛藤がありますわわ🐷
とくに初めましての子の場合、距離感を探ったりするのでロマ子も緊張してます🐷
初めてブチ落としをしたときは罪悪感が半端なく、何度も心の中で「ごめんね」と言ってました。
今思えば、ご褒美あげたのに「何故謝らなくてはならないのか?」という気持ちであるものの、たまに罵倒スペースなどでも言い過ぎたときはあとから1人反省会もしたりもしてます。
ーーなるほど。ロマ子様の人気の秘訣が垣間見えた気がします。ありがとうございました。
KILALULAを元の世界を戻すため、今日も旅は続く
NFT始めてからの1年間、自分自身や生活の変化はありましたか?
基本的な部分はあんまり変わってないような…。でもはじめは、未知の世界で知らない人達の中でツイッター発信していくのにかなり精神力を使って、疲れてしまう事がありました。
わかります。
もともと人見知りなので話しかけたりするのがすごく苦手だったんです。今でも人見知りなのは変わりませんが、疲れないようにツイッターとの距離感はうまく取れるようになってきました。
なるほど。SNSとの付き合い方は大切ですよね。
ホルダーさんに向けてメッセージはありますか?
はい!いつもKILALULA PROJECTを応援していただきありがとうございます!制作を続けてここまで来られたのは何よりもホルダー様のおかげです…!明るい気持ちになれたり、癒されたりするような作品を目指してこれからも制作していきますので見守って下さると嬉しいです。
最後に今後の活動目標などを教えてください。
地道に続けていく事がまず1番の目標です!画力をあげてもっともっといい作品を作っていきたいと思っています。
そして、いつになるかわかりませんがキラルラを元の世界に帰してあげたいです。
そうかー。元の世界に戻してあげるまで、KILALULAさんとキラルラちゃん、そしてホルダーさんとの旅は続くわけですね。
はい。それにKILALULA PROJECTは明るく楽しくをモットーにしたコレクションです。プラスの気持ちがたくさんの人に届いて広がっていくように願って、これからも制作し続けていきますのでどうぞよろしくお願いします!
よろしくお願いします。今日はありがとうございました。これからも追いかけさせていただきます!
こちらこそありがとうございました!
イラストレーター/NFTクリエイター
どこかのサイバー空間に生まれた謎の人型生命?体。 アイドルだったという記憶を頼りに、世界のデータを収集しながら自分探しの旅に出ます!
Twitter→@KilalulaProject
ご依頼やコレクションへのリンク集→http://lit.link/kilalula
BOOTH→http://kilalula.booth.pm
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