未来に残したい日本の絶景
この強烈なタイトル、NFT写真家として活動するりささんの作品テーマです。
このテーマを掲げた理由は、写真家として活動していくなかで、多くの景色が失われていくのを目の当たりにしてきたから。
その景色たちをNFT作品にすることで、数十年、数百年先まで色褪せずに残したい。りささんの作品にはそんな想いが込められています。
この記事は、りささんへのインタビューをまとめたものです。

NFT写真家りさ
インスタフォロワー1.2万人の写真家。
【未来に残したい日本の絶景】をテーマに、NFT作品を世に送り続けている。NFTではマイナーな“写真”という分野にも関わらず、リリースのたびにクリック戦争を巻き起こす、大注目のクリエイター。
- Twitter @risano_phototwi
- Instagram risano_photostagram
- OpenSea https://opensea.io/collection/risanophoto
- スタエフ:https://stand.fm/channels/635e98f9b4418c968d596ef0

NFTが好きなブロガー。
プロジェクト系よりも個人クリエイターが好き。
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写真との出会いは中学校


りささんが写真と出会ったのは中学生の時。友人に誘われて写真部に入部しました。りささんが住む市内には、その学校にしか写真部がなく、いくつもの偶然が重なった写真との出逢いでした。


写真を現像する暗室もある学校だったので、フィルムでバリバリやってました。お金がかかる部活でしたね。
写真再開のキッカケはInstagram
そんなりささんも、中学卒業後はカメラを触る機会もなくなります。そのあいだカメラもフィルムからデジタルへ移行。iPhoneが日本に上陸した2008年以降、カメラの歴史も大きく変化しました。


ずっとカメラから離れて生きていたんですけど、2016年になんとなく買ってみたんです。
カメラブームってありましたもんね。




そうですね。Instagramが急に人気になって、カメラもブームになったときでした。
Instagramフォロワー1.2万人
インスタフォロワー1.2万人。すごいですよね。




2016年くらいからずっと続けてきたのでコツコツと増えてきました。でも、2018年くらいまではハッシュタグとかうまく使えば伸びてたんですけど、アルゴリズムが変わってぜんぜん伸びなくなっちゃいました。
NFTを始めたキッカケは「社会からの孤立感」


NFTを始めたキッカケってなんだったんですか?




去年まで仕事をしていたんですけど、育児のために仕事を辞めたんですよね。


そしたら「社会とのつながりがまったく無くなっていくな」って。それでなんか、社会から置いてけぼりになっていくように感じて…。


だから社会勉強というか。子育てをしながら、子どもといっしょにいながら何かできないかなって色々考えたときに、家に居ながらできるNFTを始めました。
NFT写真をだしてもまったく売れなかった


りささんは2022年6月に初作品をリリースしましたが、まったく売れませんでした。その理由は、Instagramでは1.2万人のフォロワーがいても、NFTの主戦場はTwitterだからです。
それに無名のクリエイターの作品は、なかなか売れにくいという現状がありました。


初めて作品が売れたのはリリースから3ヶ月後の9月6日でした。メールが来てハッとしました。
「え、売れた!?」って。


ずーっと売れないんじゃないかって不安だったんで、嬉しくて飛び跳ねました。
おめでとうございます!初売買はとくに嬉しいですよね。


徐々に知られるようになり、クリック戦争勃発
それが今では、りささんの作品はリリースしたら即完売ですもんね。




状況が良いのもあると思いますが、本当にありがたいです。
僕も狙ってたんですが、ほかの方にクリック戦争で負けちゃって買えませんでしたよ。


クリック戦争
NFT作品を買いたい人が複数人いた場合に、早いもの勝ちの勝負になること。ネットの回線状況などもあるが、いちばん早く購入の申し込みを通した人が作品をGETできる。失敗した人はエラー扱いで手数料だけ取られる(数百円)。
NFTを始めてから明るくなった


NFTを始めて何か変わったこととかありますか?




自分では気づいてなかったんですけど、明るくなったって夫に言われました。
明るくなった?




はい。NFTを始める前、夏くらいまでは鬱っぽかったって主人に言われました。


なんか少しピリピリしてたみたいです。それがだいぶ変わったみたいです、NFT始めてから。
そうかー。社会との関わりってポイントもあると思いますが、NFT界隈ってホントに温かいですもんね。僕もNFTを触るようになって、Twitterが楽しくなりました。




わかります。私もTwitterでフォロワーさんたちとワイワイしているのが、本当に楽しいです。
NFTを始めてから写真が消費されるだけじゃなくなった


写真を撮る苦労ってありますか?カメラだって安いものでもないでしょうし、写真を撮る労力だってかかりますよね?




そうですね。山登りもするし、星空の撮影は基本的に寒いので過酷ですね。それに装備を整えるにも結構お金はかかってます。でも私の場合はNFTを売るためだけに撮ってるわけでもなく、趣味というか自己満足で撮ってる部分もあるので。


でもNFTを始める前は、SNSに消費されて終わっちゃってたんですよ。
SNSに消費?




たとえばInstagramとかTwitterに載せて終わりというか。


しかもInstagramって、みんな目が肥えてらっしゃるので「ここで撮ったんだねー」とか「ああ、もうこの時期なんだねー」って、コメントつくんですよね。
かわいくないですね(笑)




でもNFTでだしたら1枚1枚にみんながすごい感動して、感想をくれるんです。だから過去の写真とかもNFTにしてるんですけど、評価してもらえて「写真たちよかったねー」って気持ちになってます。
写真家さんの親心ですね。




あとは1枚に対するこだわりが増しました。レタッチが上手になったねとか言われるようになりましたね。
レタッチ
写真に加筆・修正すること。 写真に写りこんでしまったゴミや非対象物を消去したり、明るくしたり、逆に暗くしたり、色味を変えたり、果ては合成まで様々な技術があります。
NFT写真紹介


ここからはりささん作品のエピソードをひとつひとつ紹介していきます。
どれもこれも「ハッ」と目を奪われる作品ばかりです。
Milky Way and Mt. Fuji #001




これは天の川ですね。天の川って7月7日のイメージですけど、いちばん綺麗に見えるのが春先なんですよ。2月とか3月とか。


この写真は山梨県の精進湖で撮ってるんですけど、本当に明け方の直前のわずかな時間に富士山の上に登る瞬間があって、その瞬間を待っているのが本当に寒いんですよね。
この瞬間のためだけにずっと待っているんですね。すごい。




この写真もそうなんですけど(反射している富士山)、無風じゃないと反射してくれないんです。本当にちょっとの風で上手く反射しないんで、何枚も何枚も撮って良いのを選んでます。
Mt.Fuji and sea of clouds




映画「君の名は」のモデルとも言われている、高ボッチ高原で撮影した写真です。
君の名は好きです。あの湖なんですね。




この写真は1年のうちでいちばん晴れる率が高い11月3日に撮りました。気温や風、湿度の条件が重なった時に雲海と一緒にこの景色を見ることができます。
Mt.Fuji Before Dawn




これも高ボッチ高原から撮った富士山で、目の前に見えてるのが雲海です。山の上から撮りました。
これ、山の上なんですか!?飛行機から撮ったんだと思ってました。




山の上ですね。11月に撮ったんですけど、これはもうトップレベルの寒さでした。
Autumn fireworks


この花火の写真もすごく綺麗に撮れてますね。りささんは合成とかしないんですか?




しないんですよね。私のポリシーみたいなこだわりで合成を極力したくないってのがあって。これも20枚くらい撮ってベストの1枚を選びました。


ちなみに駐車場からでるのに2時間かかりました。
花火よりそっちの方が長くなっちゃいそうですね。


Midnight Milky Way




これは妊娠7ヶ月で撮影しました。ちょうどお腹が重たくてバランスが取りにくくなってた頃で。それで機材が詰まったリュックを背負って暗い中、撮影ポイントまで木の階段を登って行くんですよ。本当にきつかったですね。
命懸けですね!だからこそ輝く1枚になるんですね。


Mt.Fuji, sea and sunset




朝日が富士山を照らしているところを精進湖から撮影しました。夜23時まで仕事して家帰って24:30に帰宅して、そこから準備して車乗って行きました。
それはその日じゃないとダメだったんですか?




天気がその日しかダメだったんです。
天気との戦いですか。仕事のあとだから徹夜ですよね?




はい。撮影が終わってから車の後ろで寝ました。
そんな苦労の末に撮れた写真なんですね。僕はそういうエピソードがあった方が作品が好きになっちゃいます。


In the Winter Starry sky




この場所は愛妻の丘って呼ばれてるんですよ。
愛妻の丘…。素敵ですね。このNFTを妻にプレゼントとかいいですね。




愛妻の丘の写真はまだ何枚かあるので、それをプレゼントとかまさに考えてました。
おお、最高ですね。僕も妻にあげたいです。「ここ、愛妻の丘って言うんだよ」って。


Mt. Fuji and Autumn Leaves




この写真は撮るまでに3年かかりました。
3年!?果てしないですね…。




ずっと真っ赤なもみじと富士山を撮りたくて。雲が低くて見えないとかあって、意外と富士山って見えないんですよね。この日は絶対に撮ってやるって気持ちで行きました。
Mt.Fuji and Lavender




この写真は臨月でお腹がパンパンのときに撮ったんで、思い出深いんです。
臨月!?写真への向き合い方がすごいですね。




山梨のラベンダー7月半ばから下旬くらいなんですけど、この時期って梅雨明けしてないんですよね。だからここまで気持ちよく晴れることって、なかなかないんです。


晴れることを願ってギリギリまで雲の動きとかも見て撮れた1枚です。
NFTはデジタルだけどアナログ




NFTってデジタルだけどアナログだなって思うんですよ。
デジタルだけどアナログ、ですか?




個人のクリエイターになったときに、1人1人との会話とかやりとりとか、人間性って大事なのかなって思って。
たしかに。いい写真はいくらでもあるけど、この人から買いたいっていうのはありますね。


SNSが身近になった現代はその人がどんな人か見えやすいし、「誰から買いたいか」は重要なテーマですよね。




そうですよね。人との繋がりがメインだって思えたとき、NFTがすごい楽しくなりました。
NFTの技術自体はデジタルだけど、核となるのはクリエイターの人間性や人との繋がりというアナログな部分ってことですね。なるほど、りささんが人気の理由がわかりました。


コミュニティをつくるよりも、目の前の人を大切にしたい


そういえば、りささんファンの方から「作品を買ってくれてありがとう」ってリプライをもらったことがあります。りささんはもっとがっちりコミュニティをつくろうって気持ちはないんですか?




んー、それでいうとあんまりないですね。


なんか、なんて言うんだろ。誰でも簡単に入って来てほしいから、逆に何も作らずオープンにしておきたいって気持ちもあって。


昨日、私を知った人でも入って来れるよってしておきたくて。だからあえてつくらないってのも選択肢のひとつかなと思ってます。
なるほど。常連だらけになっちゃうと入りにくいから、あえてオープンにしておくってことですね。




そうですね、居酒屋といっしょですよ。常連だらけの居酒屋は入りにくいでしょ?
たしかに。りささんらしい素敵な考えですね。


【スナックりさ】開店!?


NFTと音声配信ってとっても相性がいいと言われてます。声って人間性が現れますからね。りささんがスペースやったら、絶対伸びると思います。




ホントですか!?お酒飲みながらですか?(笑)
※インタビュー中、二人ともお酒を飲んでました。
ありですね。お酒を飲みながら配信。スナックりさ、みたいな。酔って失言とかしたらマズイですけど。




それだけは怖いですね。私、居酒屋で働いてたことがあるので、お酒飲みながらお客さんと喋るのは好きなんです。だからこのインタビューも楽しいです。
それだったらお酒飲みながらでも、失言はしないんじゃないですか?




まあ耐性はあるのかな。でも終わったら「バーっ!」とお酒が回りますけど。
りささんの喋る雰囲気とか声のトーンが良いので、音声配信に向いてると思いますよ。【スナックりさ】検討してみてください。僕も遊びに行きます。


りささんがラジオを始めました。こちらのリンクから飛べます。


今後の活動〜NFT写真販売を続ける理由〜


今後はどんな感じで活動していくんですか?




季節にあったものを出したくて。さくらの時期はさくらのものを出したいし、夏になったら海の写真を出したいし。


いままでNFTで出してきた写真って、ここ数年の私の渾身のものを出してきたんですよ。それは最初に買ってくれた人たちには先行者利益じゃないですけど、ちょっと自信作をもってもらいたいって思いもありまして。


今後たくさん枚数は出せないんですけど、写真の価値が上がるように活動をがんばりたいと思います。
なるほど。ほかになにかやりたいこととかありますか?




ほかには行ったことない場所とか行きたいです。北海道とか。


あとはわずかながらなんですけど、地方創生というか。その場所に行ったらそこでお金を使いたいんです、私。そこで物を買ったりとか、ご飯を食べたりとか。個人だからごくわずかですけど。
おお、いいですね!それをツイートとかしたら誰かの目に止まって、その店にいく人とかいるだろうし、素晴らしいと思います。


りささんも中学生以来のカメラを手に取って1.2万フォロワーですし、なんでもやってみないと始まらないですよね。




そうですね、インスタのアカウントはもう私の宝物ですね。


私、主人ともインスタのあのアカウントで知り合ったんです。
マジですか!すごいですね。ホントに運命的だったんですね。




ホント、運命を感じます。あのとき写真を始めてなければ今の私もいないですし。
人生とは選択の連続である、か。
すごくいい話をたくさん聴かせていただきありがとうございました。


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NFT写真家りさ
インスタフォロワー1.2万人の写真家。【未来に残したい日本の絶景】をテーマに、NFT作品を世に送り続けている。NFTではマイナーな写真という分野にも関わらず、リリースのたびにクリック戦争を巻き起こす、要注目のクリエイター。
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